踊りやすいカラダのためのストレッチが逆効果になる?
カラダのしくみで考えてちょっと危ないストレッチ方法とは?
開脚、スプリッツで股関節やハムストリングス、内転筋を痛めるケースが多発しています。
踊りやすくケガにならないためのストレッチでケガになるでしょうか?
オススメしないストレッチ方法とは?効果の出るストレッチ法も紹介しています。
目次
ストレッチが逆効果になりやすいやり方とは
何故逆効果になるのかその理由
効果が出るオススメストレッチとは?
本来のストレッチの効果を考えてみましょう。
ストレッチをする理由はなんでしょうか?
筋肉の伸びをよくするため、ですよね。
例えばハムストリングス、内転筋。
太もも後ろの外側を走っているハムストリングス。
コラーゲン繊維が多いのでなかなか伸びにくい筋肉の1つです。
だからといって、こんなストレッチしていませんか?
・膝裏と坐骨の間をグイグイ引っ張って伸ばそうとしている
・仰向けになって脚を頭の方にグイグイ近づけている
・座った状態で、足先をもって膝を床につけるようにグイグイ押している
こういうシーンよく見るんです。
代々木ではストレッチの質問をされることが多いので、いつもやっているストレッチを見せてもらうことが多いのですが、上の3つは結構多い…
この3つをやっていて伸びを感じられていないとしたら、注意が必要です。
ストレッチとは真逆の方向に向かっている可能性が高いからです。
できればストップすることがオススメです。
その理由は↓
上の3つは筋肉を伸ばしているように見えて、単に力や圧をかけて押しているだけ、だからです。
カラダには作用反作用の働きがおきます。
勢いよく引っ張ったゴム紐は、伸ばされた分だけ勢いをつけて元に縮んで行きます。
これは伸ばすという動きだけにおきるのではありません。
力をいれて押したら、このような状態になります。
押した力と同じ分の力で逆に縮んでしまう
アクション・リアクションと書くと分かりやすいでしょうか。
つまり、押して伸ばすのはストレッチの効果としては真逆になってしまうのです。
なんともったいない…
そういうストレッチをレッスン前におこなっていたとすると、真逆の方向に整えたカラダで踊ることになるので、途中でケガになる、というパターンがおきるのです。
人のカラダは強くかけられた刺激から身を守るためにカラダの一部を固めてしまうことがあります。
そのため、押して引っ張る系のストレッチを続けると、本当は伸ばしたいのに硬~い筋肉になってきてしまう。
だから余計に引っ張る系のストレッチに走って、ストレッチでケガになるというケースがおきるのです。
ストレッチの代表、開脚やスプリッツでも同じです。
何に気をつけたら効果が出るのでしょうか?
伸ばしたいなら、負荷を大きくかけないこと、まずこれが大切です。
・痛い、突っ張ると感じたら一度呼吸をする
・吐きながら最初に伸ばした半分くらい伸びるところまで伸ばす
・伸ばしきるところまでいかない
・伸ばした後急に姿勢をゆるめずにゆっくり元の姿勢に戻る
呼吸を入れる事で姿勢も安定します。
さらにゆったり吸って吐いてをするだけで、慌てなくなります。
だから伸ばした後緩めるのがやりやすくります。
効果の出るストレッチには、土台の姿勢が大切なんです。
ストレッチしても効果が今ひとつなんだけど??な人は、カラダの感覚が寝てしまっているだけなのかもしれません。
後少しなのにどうしても伸びない、という方もバレエ整体・ドローインプラスでサポートしています。
股関節の動きがゆるゆるになると、びっくりする程伸びてきますよ。