「かかとを起こして」
「かかとから回して」
とレッスンで言われますが、自分で思ったようにかかとを回すのってとても難しい、と感じませんか?
今回は、何故踵から回すのが難しいのか?解消するコツはあるのか?をお話しします。
写真と動画の両方を載せます。
>>>かかとがしっかり回ってる@インスタ ballet.ange
踵から回す感覚を足(ピエ)だけじゃなく、脚(ジャンブ)全体でおこなわれているのがこれです。
一見すると簡単に見えますよね…でも実際にやろうとすると難しい…どうして??
その理由のひとつは、位置が関係しています。
つま先を伸ばしている時は、意識はどうしてもつま先にいきがちです。
つま先の位置は、踵より前、一番先。
踵はそれより手前、足首の下。
つまり
足先に意識がいって力がはいっていると、踵を回そうとするとカマ足になる
からです。
先に踵を回してからつま先を伸ばす、これが順番なんです。
それに、踵から回すができるようになると、カラダには大きな変化が現れます。
脚全体がつけ根から回せるようになっていくのです。
じゃあどうすればいいの?ですよね。
それは元々私たち人間が持っている仕組みをつかうこと!それは↓
人には「踵から回すってこういうことなんだ」と繰り返しカラダでつかむと、カラダにイメージが残りやすい仕組みがあるです。
神経回路を通す、と言われていますが、どこの神経回路を通すの?なんて難しいことは必要ありません。
踵を回す動きは何度もレッスンで出てきますから。
でもなかなかうまくいかない…
その時にはこれです。
一生懸命な時って、どうしても呼吸が浅くなりがちです。
呼吸が浅い状態で踵から回そうとしてもカラダは反応しづらいのです。
するっと回りやすい時は呼吸がとても穏やかな時。
その仕組みを応用しているのがバレエ整体・ドローイン+なんです。
ドローイン整体で【こちらから踵を回す~】を何度も繰り返しおこなうので、最後に床に立った時に引き上がったボディが仕上がります。
詳しくはこちらから見てくださいね↓
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、「バレエ鍼灸」と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、施術・ターンアウト改善、開脚改善などを展開。
著書:『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラス:新宿にて月1回開催中
▶ プロフィール詳細はこちら
▶ Instagram:ballet.ange
本記事では、コンクール成績アップ、留学を希望するジュニアのターンアウト改善を指導してきた筆者が、ターンアウトしにくい原因とその解決法を紹介します。