踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
バレエ治療院あんじゅ
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高く上がっている脚に目がいくのには理由がある―脳の仕組み

こんな映像を見たことがありませんか?

『何人かでバスケットボールをパスしあうなかで、何回パスが行き交ったか数えるテスト映像。

終わったあとで、パスの回数を答えるのですが、もう一つ質問があるのです。ちょっとやってみませんか?

注意力テスト

( インフレームでは載せられないようなので、画像をクリックしてください)

踊るカラダのバランスを取り戻す、バレエ治療院あんじゅ

これは、注意力テストと言われるものなのですが、何かに集中しすぎると目の前にあるものが見えないことがあります。

やってみた方、見つかりましたか?

バレエで言うと、股関節を開きたい、膝が前を向かないプリエをしたいと誰もが思っています。

そのため注意力の多くが脚に偏りすぎて、カラダの他の部分に注意がいかないことがとても多いのです。

それが、上体を使わず脚だけで踊ってしまうクセになっていくのですが、この状態にいるとどんなに上体が大切だと伝えても理解してもらえないことが少なくない。

そのため、最近は、解剖学のミニ講座で使ったような比較写真をみてもらいながら、カラダ全体に意識を向けられるような時間を作っています。

その時に面白い発見があったのです。

一つは、

バレエを習っていると、子供だけでなく大人でも開いた脚や上がっている脚ばかりに注目してしまう

ということ。

腰から下じゃなくて、とヒントを出して何枚か違う画像を見せて、ようやく気づく、そういうケースがほとんどなのです。

それだけ、バレエを踊るものにとって、股関節から開いたプリエが大切だと認識されている証拠なのですが、実は気づいて欲しいのは、肩や首、頭、背中、腕のラインで、そこに気づくのに、ちょっと時間がかかるのです。

そしてもう一つは、

新体操を習っているジュニアでは、全く違う結果がでた

その結果はこれです。↓

バレエだけを習っているジュニアと同じことをやったところ、最初の一枚目で直ぐ、何が違う、これも違う、と幾つもの違いを言い当てたのです。

それも、脚以外の違いをしっかり見分けていたんです。

これは、新体操とバレエのレッスンの違いが関与しています。バレエは集団でレッスンしますが、隣の列を合わせて、腕の位置を揃えるというのは、発表会のリハーサル段階まではあまり出てきません。

もちろん、きちんと列に並ぶことは重要ですが、一人ひとりきちんとパができるようになるかを中心にレッスンします。

新体操は、チームでの練習が多く、隣と列を合わせる、肩や腕の位置を合わせるというシンクロができないと(最終的に結果がでないから)試合にだしてもらえなかったり、上のクラスに上がれなかったりするのです。

そのため、普段から他の人のカラダの位置をしっかり認識して揃える視点がそだっていくのです。

この認識があるかないか、はカラダを育てていく過程でとても重要になります。どのダンスも脚だけでは踊れません。大切なのは、カラダの全体性。

脚が開かない、高く上がらない、ポワントで立てない、足が太い、痛い、などバレエのケガや悩みの多くは、腰から下に集中しています。

けれど、大切なのは、腰から上で、安定した上体があるからこそ、細かいステップも可能だということなのです。

>>>ターンアウトアップ

>>>新体操・フィギュアスケートジュニアの開脚改善

大人の方にはバレエ整体がおススメです

>>>バレエ整体・ドローインプラス

【著者プロフィール】

市川淑宥子(ようこ)

バレエ治療院あんじゅ院長

○毎月一回フロアバレエクラス開催中

カラダが引き上がって脚が軽くなっていきます。一緒に踊ってみましょう~

○トレーニングメニュー【ターンアウトアップ】と【バレエの解剖学】から開脚の本ができました。
『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』

○踊りやすい、動きやすいカラダについて解剖学の外部講師活動もおこなっています。(活動レポート)