バレエだけじゃなく、あらゆるダンスで足元の形やラインはとっても大事。
つま先がきれいに伸びた足になりたいと思っているのに、どうしてもうまくいかない時には何をすればいいでしょうか?
タオルギャザー?
ラバーバンドでつま先伸ばし?
甲だしスティック?
それよりも先に気をつけておいてほしいことがあります。
それは
一度ルルヴェを見直すこと
そうすると足元が変わっていきます。
ポイントは2つあります。
しっかり背中まで伸ばした姿勢でルルヴェになること
つま先を伸ばすことに意識が集中しているとどうしても膝から上、腰から上の意識が減ってきます。
床に座ったポワント・フレックスのエクササイズも背中が丸くなっているとやりにくいですよね。
もう一つは
しっかり床を踏めるルルヴェになること
ルルヴェでしっかり床が踏めていないと、バランスが安定しません。
そう、ルルヴェはつま先立ちとはちょっと違う。
床をしっかり押しているけれど、自分のカラダは上がっている。
これがカラダで分かる、になれば足先の余分な力が抜けてきます。
レッスンでよく聞く相反するエネルギーがカラダでわかってくると踊る姿勢が安定します。
安定した姿勢だからつま先が伸びていくのです。
怪我をしたり、ストレッチの伸びが悪かったりすると、どうしても足が踏みにくくなります。
伸びにくいところからつま先を伸ばそうとするとより足先に力が入るのでルルヴェが安定しません。
今どこにやりにくさがあるのかは見てみないと分かりませんが、あんじゅのどのメニューでもルルベの安定からつま先を伸ばすサポートしています。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange