アラベスク、できるなら今より高くあげたいですよね。
でも、これがあると高くあげられない可能性が高くなります。
股関節痛の大人バレエの方、コンテンポラリーの舞台に出る大人の方、子供たちの助教されている先生、太極拳の新しい技を習得中の大人の方、発表会の後、ポワント入っていいよと先生に言われた大人の方。
多くのクライアントさん達に共通するあること、それは…
膝と足首の関節がまっすぐにならない
です。
先日、有名なダンサーさんがターンアウトを完成させるために関節は捻るのよ、と動画で紹介していました。
ただこれはプロフェッショナルなダンサーが話す「ワガノワ・レベルのターンアウト」のこととして考えた方がいい」です。
何故ならプロフェッショナルの方々の多くは、脚を真っ直ぐにして足首と膝の関節面は揃っているんですから。
膝のお皿と二番目の足ゆびのラインが揃う
というあれ、です。
ロシア人の先生、カンパニーダンサーでジャイロのトレーナーも同じことを話していました。
つまり、真っ直ぐができているからその先のことができる、となるのです。
プロほどの訓練ができていない大人の場合、そしてジュニアもですが、6番ポジションで立つとふたつが揃っていないことがほとんど。
その状態で開こうとするので足のゆびで踏ん張る。
この立ち方を続けると、外反母趾やアーチの低下、有痛性外頸骨の原因になりやすいです。(先ほどのダンサーさんも同じように話していましたよ)
あんじゅで立っている状態で足ゆび・足首・膝のラインを修正しようと試みるんですが、上から体重がかかっているのでびくともしない。
つまり揃っていない足のラインのまま軸足で立って、動脚は高くあげようとする訳です。
「アラベスクで脚が上がらない」問い合わせが多いんですが、原因の一つに【踏ん張って立っているから軸脚が安定しない】があります。
つまり、アラベスクをあげるポイントの一つは、
軸足の足裏、ゆびでしっかり床を押し上げる(踏む)
ことです。
ルルヴェのアラベスクならなおのこと。
床についているゆびと足首が捻れていたら、軸が安定せず膝にも力が入るので高くあげたくてもあげにくい訳です。
どこか痛みを抱えてレッスンしている人、プリエが踏みにくい人、左右どちらのルルヴェがあがらない人
関節を揃えて立ててますか?
膝のお皿と二番目の足ゆびのライン揃っていますか?
あんじゅが一人ひとりの関節の状態を診てからどこが立ちやすいところか、サポートしています。
足のゆびがとっても大切という事、この記事でも紹介しています。