肋骨に痛みがでると治るまでとる処置がすくないと言われます。けれど本当でしょうか?
リフトで痛めた肋でもバレエ治療院あんじゅでは対応可能です。
バレエの解剖学でも大切な肋骨。普段はあまり意識しない骨ですが、このくしゃみの反動でヒビがはいることもあるなど、繊細な構造をしています。
肋骨の骨は全部で12対。
その内1番目から10番目までは真ん中の胸骨についている(正確に言うと胸骨に接続しているのは第7まで)なのですが、11番目と12番目は、浮肋といって胸骨や他の肋骨にも接続しておらず浮いています。
ただ、この浮肋以外に踊っていて痛める場合もあります。それは、リフトでの接触で思わぬ負荷がかる場合が多い。
いずれにせよ、背中が柔らかい女性ダンサーには時々ここを痛める人がでます。
肋骨は痛めてもコルセットがしにくく、処置も少ない箇所であることが辛いところ。
リフトやコンテンポラリーのコンタクトなどで接触した結果、軽い骨折やヒビがはいったり、肋骨の間の筋膜を痛めることもある。
バレエ鍼灸ではこの症状も治療可能です。捻挫や筋膜炎に効果の高いお灸のパワーが治癒を早めてくれます。
治療+α大切なのは、ポスチャー=姿勢。
最近のダンサーは色々なジャンルを踊るせいもあり、頭部からトルソー、骨盤までのラインが崩れやすかったりします。
そこを見直すことで、挫傷後の回復もより早まります。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange