踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
バレエ治療院あんじゅ
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10代、20代が腰痛になる意外な原因とは?

筋肉もまだまだ柔らかな年代であるはずの10代20代。

それなのに、 骨盤周りが固まって腰が痛い、というケース。

一体何が起きているのでしょうか?

若い世代の腰痛の原因は、レッスン量、リハーサル量に比例して起きるケースが少なくありません。

コンクールや発表会のリハーサル、初めてのPDDへの挑戦など、通常のレッスンより踊る量が増えたり、新しいことに挑戦している時は、どうしてもカラダへの負担が増えてしまうからです。

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特に、アティチュードやアラベスク、エカルテからのトゥール、早いバッチュなど、テクニックが高度になればなるほど、骨盤やトルソーの安定が欠かせないのですが、気持ちや目はどうしても足ばかりにいきがち。

その結果、足の上に位置する腰椎には大きな負担がかかります。

他にも、気温や冷房などの影響も考えらます。更に、生理周期によるホルモンバランスの変化も関係はあります。

でも、もっと大きな要因があると診ています。 それも意外なところにあるのです。

長時間の座位

いくらレッスン量が多いからと言っても、日常生活や学校の授業では、立っているより座っていることが多いはず。

その座位が実は、腰に負担をかける大きな要因になっているのです。

長時間の座位が健康を損なうと、一時期話題になりましたが、バレエを踊っている若いジュニアのカラダにも長時間の座位は、大きな影響を与えています。

10代で腰痛を抱えるジュニアのほとんどに、長座で腰が立たない状態になっている。

年代がうえの大人ならいざ知らず長くバレエを踊ってきている10代20代で座っている時に骨盤のラインが後ろに流れ、結果、脊柱の下部(第11、12胸椎〜第5腰椎まで)が丸くなってしまっていることが本当に多い。

この状態に気づかないで、ストレッチやレッスンを続けた結果、筋肉自体は柔軟性があるのに骨盤周囲の筋肉がガチガチに固まってしまうのです。

本人も『なんだか腰が重いな。。。』とは感じていて、マッサージを受けたりストレッチをしたりみるけれど余り変わらない、、、、 そうこうしているうちに、大きなリハがあったり、高度なテクニックを何度も自習したり、PDDの練習が続いた後、どしんと腰に重い鈍痛が走り、腰周りが固まり、さらに上の背中や、時には膝にかけてまでガチガチに固まってしまうのです。

実際に治療で診てみると、腰回りの筋肉、特に骨盤横、大転子周囲の筋肉が薄っぺらくなっています。

筋肉はちゃんと血流が流れていると本来柔らかいのですが、まるで乾燥肉のようになってしまっているのです。

更に、ケースによっては、腸骨稜(骨盤の上のライン)、仙骨の周囲に炎症が出ていることもあります。

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硬くなった筋肉には緩みがないのに、更に負担をかけると筋肉を包んでいる筋膜や、骨盤周囲の靭帯や腱が引っ張られて結果、炎症を起こしたりします。

腰の鈍痛にヒリヒリした痛みやつっぱるような痛みが加わったりしている時は、炎症が起きている証拠。

そのまま治療をせずに踊り続けると、ある日突然、腰周りが全く動かない事態が起きるのです。

それも、レッスンやリハーサルが終わった後や、時には大きな舞台が終わってホッとした後などに動けなくなる、ということが少なくありません。

若い世代だと、ある程度我慢できるところまで踏ん張ってしまう、ということもあり、気づいた時には、脊柱にも側弯がでていることもあります。

急性腰痛やぎっくり腰は、さまざまな段階で来院するケースがありますが、大切なのは、鈍痛から鋭い痛みなどに変化した時に、我慢せずに治療をいれることです。

炎症が少なければ少ないほど、治りも早く、リハーサルやレッスンにも短期間で戻れますが、炎症の度合いが大きいと、より時間がかかってしまうからです。

生理時の痛みとは違う、踊りすぎた時の鈍痛とも違う、その痛みを見逃さないこと。踊っていると、どうしても一時中断することがしにくいのは、よく解ります。

いつもだと寝れば治った痛くなくなるから、も充分解ります。 けれど、1ヶ月、3ヶ月、時には半年我慢してしまうケースも少なくありません。

舞台直前にどうしようもなく痛くなってしまう、と肝心の舞台がうまくいかないことになりかねません。

今のカラダの状態を自分で把握して必要なケアや治療をいれることが大切です。

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【著者プロフィール】

市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員

鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師

2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。

○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催 
インスタグラム ballet.ange  

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