踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
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中学生なのにお腹がでる、出っ尻のままな理由

バレエジュニアの悩み解消メニュー、ターンアウトアップ。

小学生、中学生、高校生でどんなことに悩んでいるかを(1)ではみてみました。今回は、一番カラダが変わる時期、12歳から15歳のジュニアについてみていきましょう。

【Contents】

◇12歳~15歳、なやんでいるのにやっていることとは?

◇トレーニングで行っている内容をちょこっとご紹介

バレエ・ダンスの開脚改善、ターンアウトアップ

自分では自覚しているのに、実際はやっていること、そしてできていないこととは?

小学生から中学生にあたるこの年齢は体格差が出てくる年でもあります。小6なのに165cmはある子がいたり、同じ学年なのに155cmもいかない子もいる。おおよそは、両親の体型が基準になります。

10歳を過ぎて急激に身長が伸びると、そのカラダを支えるために筋肉がついて脚が重くなりやすいですが、身長だけ伸びてひょろっとしているケースもある。本当にそれぞれです。

そして、カラダの個性がある反面、あまりそのことを意識せずレッスンをして、関節や筋肉を痛めることも少なくありません。この年頃になると、それより下の学年の時とは違い、どこが弱いのか足りないのかを自分で把握していることがほとんどです。

例えば、お腹が落ちるんです、と自覚はあるのに、お腹がぽっこり出た状態で立っている。

例えば、肩が上がると言われていて、自分でも気にしているんです、と言っているのに、寝たエクササイズですら両肩がポコンと上がっている。

膝を伸ばしたいと思っているんです、と伸びてない膝のことは分かっていても、実際には脚の力で立とうとしている。

で、その様子を外から診てみると、一番足りていないのは基本の姿勢。

・足のゆびに力をいれてふんばって立っている
・膝を伸ばそうと後ろにぐっと押して立っている

結局、基本の姿勢に意識がいっていないからやりたいことができない、ということなのです。

で、脚がひらいていないからできないんだ、と悩む訳です。

ではと、関節の可動域をみると、ほとんどがバレエを続けるには支障がない。

長年の臨床から診て、根っこは関節の可動域以前の問題で、基本の姿勢が作られない中で、脚だけで踊っているから、やりたいことにつながらない、のです。

どのジュニアも長く続けてきた中で踊りこなす力だけはつけている。この歳になるとほとんどがヴァリエーションを経験しており、多くがコンクールに出た経験を持っています。

お腹がポコッと出ているのにコンクールに出ているなんて、昔の感覚からいうと驚きなんですが、それが今の現実です。

お腹がポコッと出ていることは、バレエで一番基本のアプロンに欠かせない腹筋が使えていないこと。そのため、この年齢でも、初めは腹筋や背筋のエクササイズから始めることになるのは、このような背景があるからです。

この年頃は、目的の方向がそれぞれであることが少なくないようです。

発表会をため、ピルエットを修正したい、もっと上手くなりたいという目的だけでなく、コンクールや留学、又、新国立の研修所やジュニアバレエ、宝塚受験を目指す子もいます。

セッションで取り上げる内容は、それぞれの目的に沿うようにしていますが、基本は、骨を意識した姿勢づくり。そうでないと、足の上にのってポワントで踊り続けられません。

トレーニングで行っている内容をちょこっとご紹介

一例でみてみましょう。

ほとんど皆が脚を高く上げたいと言いながら、実際にやっているのは、太ももの力で持ち上げてキープしている力技。

こういうケースでは、始めにいつも自分でやっているディペロペをしてもらった後にエクササイズをやります。

それが、

・骨盤のコントロールや寝た姿勢でのプ背筋
・脚をしっかり保つための中殿筋のエクササイズ
・上半身のスクエアをキープするためのエクササイズ

などです。

幾つかのエクササイズをやってから、同じディペロペをしてもらいます。

すると、どれほど力で上げてきたのか、何が足りないのか、に気づけます。でも、気づいただけでは何も変わりません。ここからが出発点。

どうすれば、踊りやすくなるのか、本人たちがどれだけ自分のカラダと向き合うかが、今後につながります。

又、目的がコンクールである場合、ヴァリエーションの補習を行うことも少なくありません。

これについては、又別に紹介します。

大切なのは、成長期に当たる歳に骨や関節を痛めないカラダの使い方を見つけること。そうすると、どの方向にでも行く道が開けてくるのです。

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