「お膝を伸ばしましょう」はレッスンで必ずと言って言われる注意。
舞台写真を見ても膝が曲がったアラベスクになっているプロのダンサーはいません。
自分では同じようにやっているのに、どうして膝が伸びないのだろう、、、発表会やコンクールの写真を見てがっかりと言うことも少なくないですね。
では、ここで膝押しをしているかどうか、チェックしてみましょう。
膝押しの可能性をチェエクする姿勢をとります
①床で膝を抱えて座る(体育座り)
②骨盤を立てる
③膝を揃えたまま前に真っ直ぐ伸ばしていく
その結果はこれ!
A膝がぽっこり浮いてしまう 膝押し可能性大
B膝は伸びるけれどつけ根が突っ張る 膝押し可能性中
C膝が伸びて内側が自然に揃う 膝押し可能性小
治療院で診ていても、膝が浮いてしまうケースが少なくありません。
そして、膝は伸びてなくてはいけないと思っているため、ほとんどの人が膝を押し込めようとするのです。
これは、バー・アスティエのエクササイズの一つ、『床でのディベロペ』でも似たようなことが起きます。
左右の脚を真ん中に閉じてくる時に膝が浮いてしまうため、膝を押そうとするのです。
では、どうして、膝を押そうとするのか?膝押しになってしまうのか?
そのの原因について、次に書いていきます。
実はCの人でも、実は膝押しをしてしまっている可能性があるので、続きを読んでくださいね。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、「バレエ鍼灸」と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、施術・ターンアウト改善、開脚改善などを展開。
著書:『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラス:新宿にて月1回開催中
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▶ Instagram:ballet.ange
本記事では、コンクール成績アップ、留学を希望するジュニアのターンアウト改善を指導してきた筆者が、ターンアウトしにくい原因とその解決法を紹介します。