同じ学年なのに、軽々トウシューズをはいてしまうタイプ、一方でトウで立つのも大変というタイプがいます。
うちの子は、この生徒は、何故うまくいかないのかしら?という場合、生まれ月との関係をみてみることが必要です。
日本では、4月から学期が始まるため、新入生も4月産まれから受付になります。
となると1月から3月に産まれた早生まれの子の場合、最大で10ヶ月の差がでることになります。
幼稚園や小学生低学年ではこの10ヶ月差というのは大きな違いになるけれど、学年は同じ。
4月生まれの子もいるので、カラダの大きさや受け取り方に差があると、同じことができたりできなかったり、ということが起きる場合もあります。
海外では、遅い月で産まれた子供を一年遅れで入学させる制度があるそうなのですが、日本ではそのような制度は一般的ではなく、4月生まれも3月生まれも、同じ学年として一緒に勉強します。
これは、バレエや新体操などの現場でも似たような状況になっているようで、身長や体型的に一学年下に見えるのに、実際は一個上の中学生の学年でレッスンしている、というケースがでています。
逆に、二年生、三年生なのに、同じ学年の子供より大きい体格で、伸長も体重もしっかりあるため、一個上の学年の子がはいるクラスでレッスンしている、という場合もあります。
その場合はどうなるか、というと、いくら自分の学年の中では体格が大きくても、筋肉や骨の発達としては上の学年の子供と同じでない場合も少なくありません。
その場合、一個上の学年で早生まれと同じ状況に置かれて、自分より大きなお姉さんと同じ内容のレッスンを受けなくてはいけない、というケースもありました。
今の日本、人口の多い首都圏であっても、以前より子供の数は減っており、お教室によってはそれぞれの学年毎に細かなクラス分けができなくなっているところが増えています。
そのため、年齢の上のお姉さん達と一緒にレッスンしているジュニアが少なからずいるようです。
そのような状況で心配されるのは、お姉さんと同じことができなくて、ジュニア自身が悩む、ということです。
幼稚園でも小学生でも一学年上や、8ヶ月から10ヶ月の違い大きな差だから、同じことができなくても焦らなくてもいい、は大人だって難しいこと。
ましてや子供の世界では、生まれ月や大きめの体格などを理解してとりくむなどは至難の技です。
このような場合は、指導する先生方にその旨をしっかり伝えておくことが大切になります。
そして、何よりも必要なのは、
お母さまの気持ち
「うちの子以外、ほとんど皆さん開脚ができているので、自分もと、毎日顔を真っ赤にして頑張っているのにできないのです」とおっしゃるご父兄も少なくありません。
で、当日診てみると、早生まれのケースがある。
逆に「うちは年齢よりも体格が大きく、お姉さんのクラスに入っていて心配なのです」
とご相談があったりします。
同じクラスの他の子との差を把握するには、まだ幼いジュニアには難しいこと。
焦らないで自分にあった方法で成果がでることを体験させる
これが悩みを抱えないコツ、だと考えています。
ジュニア自身も、幼いながら絶対に負けなくたい、という想いを抱えている真面目な子が大変多く、同じクラスのお姉さんがやっているような同じやり方で踏ん張ることが少なくありません。
けれど、まだ学年的に一学年早いお子さんの場合、関節が柔らかすぎたり、カラダを支える筋肉が発達していないこともあり、無理に続けてもなかなか成果につながらないことも起きるのです。
そういう時には、お母さまには、焦らないで欲しいとお伝えしています。
小1の娘をみて頂きましたAです。先日はありがとうございました。 先生に娘にもわかりやすく、丁寧に教えて頂きましたおかげで、娘がずっとああしたいこうしたいと思っていたように動けたようで、家に帰ってからも「お友だちだよね?!できてるよね?!」と大変喜んでおりました。
このお友だちとは、カラダを支えるポイントのことです。
どこをどこと繋げると姿勢が楽になるかのポイントを、小学生用には『お友だち』と分かりやすいように説明しています。
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