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180度以上の開脚・台乗せ開脚のコツはどこにある?

初回で股関節から足が回っていくのをしっかり感じられたAちゃん。

2回目で台乗せ開脚まで到達しました。

この台乗せ開脚、先に足を椅子に乗せてから伸ばしたのではありません。

台の上に乗せてから膝・つま先を伸ばそうとすると、ほとんどの人が付け根が突っ張ったり、膝が固まってきたりします。

その状態で、ぐいぐい上から押しても伸びるどころか、逆に固まっていきます。

台に脚を乗せて上から押す方法をやり続けると10代半ば高校生位になると、逆に伸びにくくなり固まってくる傾向が診られます。

台乗せ開脚やり続けて高校生になったら伸びにくくなってしまう原因とは?

抵抗する力がカラダを硬くするから

台に乗せた状態で上から押された経験があると分かると思いますが、押された勢いで痛みを感じるのでその痛みに耐えようとカラダがとっさに固まる、からです。

耐えようと抵抗する力が逆に関節や筋肉を硬くする

伸ばす方向とは逆ですよね…でも力を入れる方がやりやすいので、伸ばしているつもりが力を入れているだけだったが起きやすいのです。

子供の頃の方が柔軟性があったと言う方は、ほぼストレッチで力を入れて伸ばそうとしたタイプが多いです。

台乗せ開脚をクリアするための前提とは?

力を入れて伸ばすのではない台乗せ開脚。ここになるための前提条件、それは

骨盤が立った開脚前屈ができていること

そこからのスプリッツができていること

です。

今回のAちゃんが2回目で台乗せ開脚まで到達したのは、上の条件をクリアしたからです。(二枚目の写真に骨盤が立っている縦開脚があります)

台乗せ開脚に至るには、どうしてもこのファーストステップが必要になります。

そして2回目の今回行ったのは、足と手の筋肉の伸ばし方をリセットすることです。

リセットする場所は、足の指から膝から股関節から、手の指から肘から肩、首も含みます。

あれ?結局全身じゃない?

そうなんです。

開脚といっても 脚だけ見ていたら今ひとつ伸びない、これは基本の開脚でも変わらない、と言うことはレベルが上の台乗せ開脚だとますます全身か大切なんです。

ではどうするか?

台乗せ開脚までへの道-そのコツは

伸ばしたいからと力を入れて引っ張るのではなく、

力を入れなくても伸びていく方法をカラダでつかむこと

これは筋トレとかラバーバンドのエクササイズ系ではないです。

エクササイズ系で言うとフェルデンクライスが一番近い領域(ジャンル)で、カラダを動かす感覚を目覚めさせること

分けてみると

脚に力を入れて伸ばすー運動神経よりの方法

力を入れずに伸ばしていくー感覚神経よりの方法

となります。

大人の女性向けで表すと

『目の下に美容液をそっと伸ばす感覚』

こちらが分かりやすいのではないでしょうか?

シワになりたくないデリケートな目の周りに力をかけて引っ張って美容液をぬりませんよね。

手のゆびの力は抜いてそっと肌にぬる、あの感覚が近いです。

子供にはそう言う経験が少ないのでいろんなアプローチで感覚を呼び覚まします。

施術の範囲だと少し整体の要素が入っているとお話しすればわかりやすいかもしれません。

そのためか、ダンス・エクササイズ講師であるコーチの中には思い至らない場合があるのではと思います。

開脚はできてるのに、台乗せがうまくいかない…

そもそも縦開脚で腰が立たない・腰が回ってしまう・骨盤が縦のまま、膝も伸びない…

そのまま続けるより早めに修正してしませんか?

バレエ・ダンス専門治療院あんじゅがサポートしていますよ。

そして、この足のゆびから膝の場所で言うと、現在紹介している膝下の解剖学がとっても大切になってくるのです。

台乗せ開脚、このほかにもこちらのコラムを参考にどうぞ