踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
バレエ治療院あんじゅ
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カエルストレッチ改善までの道-ターンアウトアップ

カエルストレッチを克服、喜びの声をいただきました。

うつぶせになって脚をプリエにするカエルストレッチ。
脚を床につけるとお尻があがる、股関節がつまる、お腹がぺったりつけられないなど、悩んでいる人が少なからずいます。

密かに悩んできたYちゃんは、あんじゅに来院して一回で克服。その後お家でもお教室でもすんなりできるようになったと喜びの声をいただきました。

【Contents】

◆来院した理由

◆カエルストレッチとカラダの条件

◆ターンアウトアップでおこなっていること

◆克服したYちゃんの感想をお母さまからいただきました

カエルストレッチ克服、バレエジュニアのカラダづくり、バレエ治療院あんじゅ

来院した理由

このストレッチを苦手にしているジュニアが沢山いますが、ほとんどの子が3,4歳からバレエやダンス・新体操やフィギュアスケートを習っています。

ずっと練習しているのに何故かできない、お尻を押しても開かないし足があがる、足を床につけさせようとするとお尻がポコンとあがる…でもカラダが硬い訳ではない…こういうケースとても多く診られます。

カラダは柔らかいのに、プリエができなくてカエルも苦手で。。。できるようにとお尻を押さえられると痛がって…
好きで始めたのになかなかうまくいかなくて、これはもうこの子のカラダの問題なんだからあきらめようと思っていました。

最後にこちらでで診てもらって、それでダメだって分かったら、バレエあきらめられる…と思って来たんです。

う、、、んそう思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、あきらめる…とまで悩んでしまう理由が『他のお子さんはできているから』とか『何年経ってもできるようにならない』というならもうちょっと待ってほしいです。

それは、

カラダは成長するから

です。

カエルストレッチとカラダの条件

カラダは柔らかいのに、プリエが開かない、カエルができないと悩んでいるお子さんは、少なくありません。お母様は、どうしてカラダは柔らかいのに…と心配と不安で心が一杯。
でも、カラダ自体は柔らかいなら、少し待ってみるのもあり、なんです。

というのも、元々筋肉や靱帯が柔らかいタイプのお子さんは、開脚やプリエを支える筋肉が育つのにちょっと時間が要るから、です。

又、どうやってもお尻がポコンと浮いてしまう、足を床につけようとすると背中が丸くなる、というタイプのお子さんは、力んでがんばっているだけかもしれない、という点をチェックする必要があります。

確かに股関節の可動域が極端に狭いとカエルストレッチは難しいかもしれません。

ただ、生活様式が椅子とフローリングになっている現在、2000年生まれ以降のジュニアで言うと、カエルができない理由は、股関節の可動域にはないことがほとんどです。

なので、まず 股関節の可動域をしっかりチェックします。

股関節はもともと、45°は外旋するようになっています。
これは一般的解剖学から診た角度です。ただ、バレエを極めるには、少なくとも60度、もしくは70度近くの外旋°が必要と言われています。

それでも、45度の普通の角度しか持ち合わせていない院長でも、現在このスタイルのカエルストレッチはできています。

大人のカエルストレッチ、バレエ治療院あんじゅ

なので、極端に可動域が狭いケースでない限り(もしくは先天性股関節脱臼症でない限り)、10代でカエルストレッチを苦手としているのは、ターンアウトを保っている筋力不足か、力で解決しようと踏ん張っているか、のいずれで、後者のケースが多く診られます。

そこでどうするか?です。

ターンアウトアップでおこなっていること

◎柔らかすぎるタイプには

カラダが柔らかすぎてキープできないタイプのジュニアには、ターンアウトを保つ筋トレを沢山おこないます。それは骨盤周りだけでなく、背筋・腹筋・ハムストリングスなどなど、一人ひとりのカラダを診て必要なエクササイズをお伝えしています。

そして、
◎力んで踏ん張ってしまうタイプには

自分のカラダのどことどこをつなげれば楽に力が抜けるのか?を理解してもらうことがポイントです。
踏ん張ってしまうタイプは、お尻から太ももにかけて、一生懸命開こうとぎゅう~としていることが多いんですね。気持ちがすごくよく分かります。

頭の中ではあの『カエル』の形が浮かんでいて、そうなりたいのに…と思っているだけで実は力がはいってしまうのは人間の反応の一つだからです。

その時に効果を発揮するのが『お友達を味方につける』です。
このお友達は、自分のカラダのいろんな場所のことを指します。

一例で言うと、
『手の甲と肩甲骨はお友達』です。
足のことだけ考えて腰から下に力がはいっている時は、上半身のスクエアがお留守になっていることが多いので、ジュニアの意識を腰から上に持っていかせることは重要なポイント。

これだけで力が抜けるタイプもいますし、それでも力がはいってしまうタイプには、どこに力がはいってしまうのかを診て、エクササイズを加えていきます。そして、普段自宅で、お教室で続けているストレッチの仕方をチェックして、力んでしまうポイントを修正する、これもおこなっています。年齢が低い小学生の場合、新しいエクササイズを覚えるよりいつも練習しているものを直した方が続けておこないやすいから、という理由があります。

例え一回のトレーニングでできたからといって、カエルストレッチは普段は必要のないストレッチですから、学年があがってからだが変わってもできるようにするには継続が大切だからです。

さて、カエルストレッチができるようになったYちゃんはどうなったでしょうか?

克服したYちゃんの感想をお母さまからいただきました


『診てもらった後『股関節の可動域は充分ありますよ』と聞いた時はホントにうれしかったです。
足首と膝と股関節をつなげていく方法を教えて教えていただいてからあんなに痛がっていたカエルができるようにもなって本人もとても喜んでます。

クラスでも変化があって、これまでずっと『お膝が前になってるよ』って言われてきたのに、ここに来て4ヶ月経った年明けには、そういう注意は言われなくなって、上半身の使い方の注意が増えてきた、ってこれは確実に変わってると言うことですよね?

最近は年下のクラスの生徒さんから、『Yちゃんいいね~』ってあこがれの存在になってるらしくて、お母さん達からもそう聞いたのですが、本人もますます気を入れてエクササイズをやっています~
今思うとここに来たのが運命の分かれ道だったと思っています。』Y・Hさんのお母様


Yちゃんだけでなく、このカエルストレッチや開脚・スプリッツ、バックルについて苦手意識をもっているジュニアも、これならできる!と自信と安心があると必ず克服できます。

カエルストレッチの修正だと、早いケースで一回、時間がかかっても数回で完成します。年齢が上がると多少時間がかかりますが、小学生高学年、中学生になる前に克服できるといいですね。

ターンアウト改善、開脚、スプリッツ・カエルの完成、コンクール留学サポート、バレエ治療院あんじゅ
新体操、フィギュア、シンクロ、チアジュニアの開脚改善、バレエ治療院あんじゅ

【著者プロフィール】

市川淑宥子(ようこ)

バレエ治療院あんじゅ院長

○毎月一回フロアバレエクラス開催中

カラダが引き上がって脚が軽くなっていきます。一緒に踊ってみましょう~

○トレーニングメニュー【ターンアウトアップ】と【バレエの解剖学】から開脚の本ができました。
『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』

○踊りやすい、動きやすいカラダについて解剖学の外部講師活動もおこなっています。(活動レポート)