『レッスンでは、プリエやタンジュはしっかり教えてきましたが、意外とやっていなかったのが、腕と上半身でした。
確かに、腕と体幹がつながると、しっかり脇がたちあがって、骨盤も立たせやすくなります。
これからは、ポールドブラの要素をもっと取り入れたレッスンをしていこうと思っています。』
バレエ教師 Rさん
メソッドを何年も勉強してきたダンサーさんが、新たに教えをすることになり、解剖学講座を受けたいと来院されました。
そして、第一回と第二回の講義の後、この感想をいただきました。
今年特に増えているのが、すでにメソッドを勉強されている先生方の受講です。
何故、そういうことが起きるのか?突き詰めると、やはりお教室という現場で起きていることが、大きく変わっているからではないかと思います。
例えば、10年20年前と比べ、体力や筋力が弱いジュニアが習っているという現状があります。
また、同じような体型なのに、受け取り方が違っているという点も見逃せません。
プリエは柔らかくね、と伝えても、その柔らかさがどういうものか、子供の感性は全員同じではないからです。
そして、見本を一斉に見せているのに、同じように動ける子とそうでない子が出てしまう。
これらはメソッドで教えられる要素の範疇を越えている部分でもあります。
ここを補うのが、あんじゅのバレエの解剖学、バレエアナトミーの一部です。
もちろん、股関節に関わる解剖、美しいポワントワークのための解剖、も勉強します。
でも、バレエは、どこの筋肉をどう、動かすからアンドゥオールする、というポジションやエクササイズ的視点では語れないムーブメント。
そのために必要なのは、高度な脳トレ、とも言えます。そこを含めて勉強することで、人のカラダがバレエというダンスを踊るためのイメージングがよりクリアになっていくのです。
【院長プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
○毎月一回フロアバレエクラス開催中
カラダが引き上がって脚が軽くなっていきます。一緒に踊ってみましょう~
○トレーニングメニュー【ターンアウトアップ】と【バレエの解剖学】から開脚の本ができました。
『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○踊りやすい、動きやすいカラダについて解剖学の外部講師活動もおこなっています。(活動レポート)