日本全国、新型コロナウィルスの予防のため、学校だけでなくお稽古場もお休みという事態が広がっています。
皆さん手洗い、うがい、そしてマスクで予防もしっかりしている。けれど、一番やりたいことで制限がかかっていると、気持ちの持ちどころが難しかったりしますね。
こんなときだからこそ、やれること、に目をみけてみたいです。
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ネットでは、自宅でできるエクササイズの情報が沢山あがっているので、それをやるのもいい方法です。
例えば、骨盤のコントロールを見直す、膝を伸ばすためのエクササイズをする、普段ではつい後回しにしがちなことに挑戦するいい機会でもあります。
今のうちにケガや不調を治しておく、これ、とても大切です。
バレエ治療で診ていると、最初に痛みに気づいたのが半年前だったり、三ヶ月まえだったり、というケースが結構あるのです。普段はお稽古を休みづらくて、ついついケアが後回しになり、かなり痛みがひどくなってから治療に来るケースは少なくないのです。踊ることを優先せざる得ない事情は分かります。でも、痛みはケアをしてほしいというカラダからのサインでもあるのです。
こんなじきだからこそ、その声に耳を傾けてみましょう。
比較的新しいケガなら短期間で治ります。
アキレス腱痛やふくらはぎの肉離れは、初期治療が大切です。
以前からハムストリングスのつっぱりを感じながらスプリッツをしていたり、股関節に違和感があるのは分かっているけれどなんとかなるか、と思っている方、今後、レッスン再開‼︎やったぁーで踊りだすと、不調がケガにつながってしまうことも懸念されます。いつも踊っている状態を一旦お休みすると、同じ状態に戻るのにはやや時間がかかったりするものが人のカラダです。
踊りたいのに踊れない気持ちが満載で再開したのに、早々に痛くなってしまうなんてもったいないですよね。だからこそ、お稽古がお休みの内に、痛いところ、不調な箇所を治しておく。
今月にはいって、『レッスンが休みになったので、発表会が延期になったので来れました』という方が増えています。今のうちに踊りやすいカラダに戻しておいて、レッスン再開を待つ、そうすると気持ちよく踊りにもどれますよ。3月一杯のスケジュール、現在公開中です。
バレエ・ダンスのケガを治す
アラベスク・アティテュードなどラインの修正、調整は
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange