年末年始も変わらずコンクールはおこなわれています。
その1つに参加したYさんから嬉しいお知らせが届きました。
こんばんは。アドバイスありがとうございました♪
結果は九位でした!
これからもトレーニングがんばります♪
Yさん
小学生高学年から中学生にあがる時期は、カラダの変わり目に当たります。
軽いカラダで楽々踊れていた感覚のまま続けると壁にぶち当たります。
その時多くのジュニアが力=筋力 を使いだすんですね。
カラダが成長すると言うことは、体重も身長も増えてくると言うこと。
その状態で筋力を使いだすと跳べていたものが重くなる、回れていたものが崩れ出す…が起き始めます。
その時期に焦らずカラダをつくっていくこと、これが本当に大切なんです。
誰もが踊りやすいカラダをもっている訳ではありません。
それでも先に進みたいなら、自分のカラダをコントロールすることが必要です。
そのためにはレッスンだけでは足りないと言う状況がやってきます。
今のカラダで踊りにくい原因は、テクニックがないからではなく、無理をして以前のカラダと同じように踊ろうとしているから、です。
これは何もジュニアだけに起きることではありません。
プロのダンサーや教師にも起きるし、レッスンを受けている大人の人にも同様に起きることです。
前と違うカラダの声に耳を傾けて、コツコツコントロールするためのトレーニングを続けてきたYさん。
ここにきて、ぐっと自分を見る「目」が育ってきました。
この見るは英語で言うとLook ではありません。
観察する、気づくなどの意味があるObserveのみるです。
自分のカラダを外から眺めるように”みる”力は、誰にでも育てることはできるのです。
Observeの意味 → 英ナビ
トレーニングはこの目を開かせてくれるのにとても役立ちます。
そしてこの結果につながりました。本当によかった。
あんじゅは、バレリーナ養成所ではありません。
開脚できない、スプリッツで腰が割れるなどのジュニアの悩みから、カラダの個性や成長過程、ブランク後のカラダの変化でどうしても踊りにくいと言うケースをサポートしています。
今回はYさんの例を紹介しましたが、やはり基本は股関節の可動域が関係しています。
うまくいかない…と思っている場合は、まず股関節の可動域をチェックしましょう。そこがクリアになることで、うまくいかない本当に原因が見えてきますよ。
股関節の可動域チェックはこちらのメニューでおこなっています
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【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、「バレエ鍼灸」と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、施術・ターンアウト改善、開脚改善などを展開。
著書:『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラス:新宿にて月1回開催中
▶ プロフィール詳細はこちら
▶ Instagram:ballet.ange
本記事では、コンクール成績アップ、留学を希望するジュニアのターンアウト改善を指導してきた筆者が、ターンアウトしにくい原因とその解決法を紹介します。