フィギュア専門のトレーニングも積んできているけれど、思うように滑れない、と来院しました。
トレーニングコース【開脚改善メニュー】では、初診で必ずチ股関節の可動域をチェックします。
そして後もう一つ確認するのが、長座の姿勢。
すると、股関節の可動域は充分あって、カエルもできるのに、共通点が見えます。
長座で腰が立たない
長座している脚はつま先や膝をガチガチに固めている(力を入れている)
んです。
そう、3月7日のアスティエクラスで、初参加のKさんから質問がありました。
それは『どうしたら太ももの力を抜くことができますか?』と言うもの。
そうなんですね。
あんじゅにたどり着く方々の多くが、腰から下の怪我や脚の力が抜けない、左右どちらかの足で踏めない、と言います。
皆さんが見ているのは、そう
腰から下だけなんです。
フィギュアスケートのY君も同様でした。
股関節の可動域、長座チェックの後見せてもらった自主トレ内容…
全部が背中を丸めておこなっている、、、そしてそのことに全く気づいていないのです。
特にツルツル滑る氷の上で演技するフィギュアスケートの場合、基本のスケーティングで膝、股関節、足首は曲がります。
この状態で脚を自由に動かすには、
体幹が安定していることが大切
でも、多くのスケートジュニアの目はジャンプを跳んだりスケーティングをする脚ばかりにいっています。
そこで、開脚本でも紹介しているエクササイズでまず、体幹と腕のエクササイズを行いました。
すると『あれっ、立ちやすい、腰が落ちてない、腕が軽い…』
となりました。
いつも言っていることですが、安定した演技やダンスは、上半身のスクエアの安定が欠かせないんです。
この上半身には、体幹も含まれていますよ。
腕は、肩甲骨を通して、背骨とつながっていて、背骨は骨盤とつながっているからです。
最後は、パンシェの練習。
今までは、足の趾にチカラが入ったり、膝が曲がったりしてて上がらなかった脚がこの通り上がっています。
脚をあげたかったら、上半身を見直しましょう〜
そして、開脚改善メニューでおこなっているエクササイズはこの本で紹介しています。