インスタグラムで、幾つかに分けて載せた内容を記事としてアップします。
題して、カフレイズ・アキレス腱伸ばし・甲出しエクササイズで効果をだすための重要ポイント!
カフレイズについては、前に記事をあげたのでそちらも参考にしてください。(ハイルルヴェへの道)
アキレス腱伸ばし、カフレイズ、ポワントエクササイズも、真ん中、真っ直ぐをずらしておこなっていたら【本来の効果】を引き出しにくい、のです。
その理由をみていきましょう。
【Contents】
◎この3つはみんな同じこと・家でやるレッスンだからこそ見直したいポイント
ターンアウトが苦手な人は、脚を開くことだけに意識がいきすぎて姿勢を保持することに意識がいきにくくなってしまうのです。その代表例が、カフレイズ。6番で脚を踏み換えるだけのシンプルなエクササイズでもターンアウトを意識しすぎると残念な状態になっていまいます。
この写真は前の記事であげていますが、大切なので再度アップします。
この右側の状態は本当によく見かけます。これを続けていても脚は開くようにはなっていきませんよぉ・・・逆に足首捻挫をおこしたり、ポワントで立ちきれなかったりしやすいです。
こもよく見かける状態です。アキレス腱とは、踵の真上を走っている腱のことです。写真左のように、足部を外にずらしてストレッチしたとしても、アキレス腱やハムストリングのストレッチの効果は半減するんですよ。
試しに、外にずらした状態で太もも後ろの外側を触ってみてください。そして、今度は右側の写真の様に、坐骨の位置と踵の位置を真っ直ぐにしてストレッチした状態で同じように触って見てください。特に、坐骨の真下を触ると、脚を外側にずらしてストレッチした状態だと、ぷにぷになのが分かりやすいです。
ということは、
と言うことなんです。
骨格が立体的な外国人でも真ん中をずらしてターンアウトし続けた結果は…ケガや不調につながります。目の前で診てますから本当です。
特に、開きにくい我々日本人は力ずくでもターンアウトにもってこようとしやすいんです。
若いうち、筋肉がまだ働きやすい時は、それでも踊れないことはない。けれど、学年があがるとコンクールで結果がでなくなってしまったジュニアにこの状態をよく診ます。
そして、年月がたってもずっとずらして踊ってきたツケはやがてどこかでやってくる・・・
太もも、ふくらはぎが太い、お尻が大きい、アーチがない、三角骨、外脛骨、みんな真ん中からずらしてこういうことをしてきた結果とも言えます。
今は平時ではなくお稽古場でレッスンができない。オンラインレッスンはもちろんやりましょう。
そして、家でやるレッスンだからこそ、自分のカラダを見直せるチャンスになる。
脚を伸ばしてつま先のトレーニングをしますよね。これも、坐骨と踵の位置が揃ってないと、効果は半減するのですよ!
左の写真は、内足になっています。私の右足は内足気味です。そのとなりのターンアウトした足はどうなっているかというと、足首と膝の関節面が同じ方向で開けています。これが私の【バレエ脚の真っ直ぐ】になります。
でも、右の写真はどうかというと、真っ直ぐの支点を踵ではなく、足指にフォーカスしています。実はこれをやっている方が本当に多い、来院する90%の方がこの状態になっているのです。
踵をずらして足指を中心とした状態でターンアウトした写真が一番右。どうなっていますか?左と比べて?足首と膝の関節面がずれてい
るのが見えますね。写真だと分かりづらいのですが、実際に違いを見せてみると皆さんびっくりします。
そして、ずらして回した脚のライン回っているようで回りきれていないです。やっている私自身、つっぱってきて気持ち悪い。膝痛・アキレス腱痛の方に、この右の状態がとても多いことも言っておきますね。
大切なのは、部分で回すことではないのです。
のです。
真ん中をずらして脚を置いたり、回そうとしていないか確認してみてほしい。
そして、この3つはみんな同じことなのです。
この自粛期間が過ぎた後、ずらさない意識がカラダにはいっていたら、お稽古に戻った時に絶対楽に踊れるようになります。
真ん中、真っ直ぐを意識した自主トレは裏切らない
Let’s find out your straight line with staying at home
どうしても自分の真っ直ぐがつかめない方、外出自粛が解けた時にあんじゅにいらしてください。何が原因がしっかり見極め真っ直ぐなラインを探すサポートをしますよ~
詳しくは【ターンアウトアップ】もしくは【新体操・フィギュア・チアダンスジュニアの開脚改善】をご覧ください。