分かりにくいと言われる解剖学をあんじゅ独自の視点でお届けするのがこの解剖学コラムです。【動かす(踊る)ためにカラダはどんな特徴があるのか?】を軸に人のカラダの仕組みを一緒に見ていきましょう。
腸骨、坐骨と続いて、3つ目、恥骨です。
骨盤の前にある部分。
この恥骨、名前が災いしてなのか坐骨よりマイナーな存在になっているかもしれません。
恥骨は縁の下の力もち
恥骨はカラダの前にあるから意識しやすいはずなのに何故か忘れられてしまいやすい。
タックイン(骨盤後傾)は恥骨が上にもちあがっているような状態のこと
ダック(骨盤前傾・反り腰)はその逆で恥骨が後ろに引けている状態です。
ね、骨盤全体で考えるより恥骨を目印にした方が分かりやすいと思うあんじゅです。
この恥骨には、内転筋群が関わっています。
アプリから転載しますね。
内側にあって、脚を内側に引き寄せる働きがあるから内転筋。
この筋肉は一言!「トレーニングして活性化させておくのがオススメ」な筋肉です。
脚を内側に寄せるって日常でもあまり必要とされない。
しかも骨盤が真っ直ぐになっていないと内側に寄せる時に太ももの大きな筋肉大腿四頭筋の方が踏ん張ってくる。
内側に寄せるのは、バレエのポジションではとても大切。
なのになかなか強くなってくれないのがこの内転筋。
ガチでハードな筋トレじゃなく、簡単にできるのが開脚エクササイズでも紹介した「脚の打ち寄せエクササイズ」です。
寝たりしなくてもできる。
立ってできるからオフィスでも台所でもできる
バーレッスン前にもできます。
こちらからどうぞ
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長/日本バレエワークアウト協会理事/芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
バレエ鍼灸を2008年にスタート、踊る治療家として施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange