『おやようございます。
先日は施術していただきありがとうございました。あれから立ち方が変わりバレエの動きが取りやすくありました。来月もよろしくお願いします。』
バレエ・ストレッチクラス担当教師
バレエの解剖学バレエアナトミーも受講されたAさん。教えばかりが続いた後、バレエのレッスンを受けたらカラダが歪んでいてなかなか修正しにくかったのだそうです。
少しO脚体型のAさんですが、股関節の可動域は十分にある。けれど、脚だけで動かそうとしていたのですね。動けるタイプの方によくあることなのですが、踊りのラインが「ハマって」いるときはそれでも踊れてしまうのですが、カラダに歪みがあると脚がふんばろうとして、逆にラインが崩れてしまうのです。
こういうケースでは、骨盤から下の太ももや膝下をほぐすだけではどうしても足りません。しっかり上半身である、腕・肩・背中、そして頸も緩めていくことがポイントなのです。
バレエ整体は、バンと押したりぎゅうぎゅうもんだりという手法ではありません。
バレエやダンスのラインが出る解剖学的角度を施術者である院長がしっかり見極めた上で、余分な力を抜くように整えていくのです。これはマニュピレーションと言われるものになります。
筋肉は強い力をかけると逆に固まってしまう傾向にあります。特にもともとカラダの柔らかい指導者の場合は、強い力は逆効果になることもたくさんあるのです。A さんのケースも全身のラインを整えた後、とても立ちやすくなりました。
自分でストレッチしても、ほぐしてもどうしても緩まない軸の修正には、バレエ整体がおすすめです。
★バレエ治療院あんじゅの整体が新しくなりました★
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange